THE YELLOW MONKEYが好きだ!

かなり直球なタイトルなので、もうこれ以上書くことも無いってくらいのもんだけど。

 

私の中学高校時代は、日本の音楽シーンがすごく盛り上がっていた時代で、とにかく格好いいバンドがいっぱいいた。私は日本のロックバンドが大好きだったので(今でも好きだけど)、いろんなバンドの曲を聴いていたし、まだ日本におけるフェス文化が始まったばかりの頃のフェスにも行っていた。

 

その中でも大好きだったバンドのうちの一つがTHE YELLOW MONKEYである。ほかのバンドとは一風変わった音楽性とルックスが何だかすごいインパクトで、一番初めに「smile」というアルバムを聴いた時、当時15歳だった私は、実はあの濃厚な世界観をちょっと受け入れられず、1度しかアルバムを聴けなかったという過去がある・・・(その後smileはかなり好きなアルバムになったけどね)。それ位、あの頃のイエローモンキーはとがっていたし、ギラギラしていたし、特別な感じだった。

 

それからバンドは絶頂期を迎え、その後、徐々に下り坂になり(バンドのコンディションがね)、休止そして解散となったわけなんだけど、その頃の映像を見返してみると、解散前の最後のライブでさえ、本当に格好いい。なんか魂が揺さぶられるというか、いてもたってもいられなくなるというか。パフォーマンス自体が熱いから、こちらも熱くなる。私はその熱い感じが好きなのだと思う。

 

ロビン(吉井和哉)の自伝とかを読むと、ものすごい波乱万丈でモーレツな人生なんだけど、彼のパフォーマンスを見ていると、そんな人生の荒波に揉まれているから、「自分はここにいる!!」と、これまたモーレツに表現しなきゃならないのかな・・と思ってしまう。

 

まぁ、ロビンの人生に比べたら、私はまったくもってフツーの人なんだけど、でも、やっぱり人一倍自分の中の葛藤が強かったり、家庭環境がちょっと複雑だったり、体調を崩して入院したり、恋愛が不得意で変わった人とばっかり付き合って振り回されたり、とにかく人生を「みんなと同じに」はなかなかやってこれなくて結構苦労した(している、という現在進行形かも)。

 

だから、よく悩むし、凹むし、自分を見失いそうになる。自分の感情が激しすぎて疲れるし、そういう諸々を自分の中に抱えているのがとても大変。だから私も自分に対して叫びたくなるのだ。「私はここにいる!!」とね...。

 

そういう人生の中で、イエローモンキーをはじめとする音楽が、どれほど私の力になっていたことか。多分唯一の救いだったんだじゃないだろうか。だから学生時代はバンドばっかりやっていたし、なけなしのお金をはたいてライブを見に行った日には、本当に感動したし、自由を感じられたし、その時だけは生きている実感があった。音楽とつながれる時だけが素のままの自分であり、私自身が自分を見失わないでいられる瞬間なのだ。

 

そんな私なので、イエローモンキーが解散してからも、色んなアーティストのライブに行っていたし、音楽の無い生活をすることは無かったけれど、やっぱり大好きだった幻のバンドが再結成したことは本当に嬉しい。あのグルーヴは唯一無二。他のどんなバンドにも出せない独特のものだ。

 

今年の8月に、 幸運にも再結成してからのライブを初めて見ることができたんだけど、本当に懐かしくて、嬉しくて、涙が止まらなかった。久しぶりのイエローモンキーを感じられて本当に幸せだった。運良く12月28日の武道館ライブのチケットも取れたので、今はそれを生きる糧にしている!!

 

 他にも好きなアーティストはいるけれど、イエローモンキーは自分の中のロック魂というか、反骨精神というか、煮えたぎるような感情を思い出させてくれる存在。とはすなわち、自分は生きていると感じさせてくれる存在ということなのかも。来年はアルバムも出るみたいだし、とにかくしばらくは追っかける!!

 

We are NO.1 rock' n roll Asian,

THE YELLOW MONKEY !!!!

 

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